アパレル店員にとって当たり前だけど、実はちょっとズレていることっていろいろあります。
こちらの記事では、そんなアパレル店員のあるあるエピソードをまとめてみました。
経験者だからこそ共感できることや、クスッと笑えるような本音エピソードが中心。
仕事編とプラベート編で分けて紹介しているので、お気軽にご覧ください。
目次
アパレル店員あるある(仕事編)
アパレル店員の仕事あるあるを紹介します。
店員の裏側エピソードばかりなので、お客様に読まれるとちょっと気まずいですね。
アパレル店員なりたては肩に力が入りがち
誰でもアパレル店員なりたては、かなり肩に力が入った感じではないでしょうか?
真新しいコーデはまだ着慣れていない感じで、ぎこちない接客も最初のうちはご愛嬌。
バタバタした毎日を経て、気がつけば自分も先輩になっているんです。
時間が経つのは早いですね。
トータルコーデで買ってもらえると嬉しい
最初からトータルコーデを求めて買いに来るお客様なんてそうはいません。
また、接客に慣れるまでは、Tシャツ1枚決定するのも大変。
自分の提案したコーデをトータルで買ってもらえるのは大きな自信に繋がります。
いつもクールなあの店員さんだって、トータル決定すると内心では嬉しいはず!
最初は嬉しかった社販が負担
アパレル店員になったばかり頃は、服が割引で買えると喜んだものです。
でも、財布がピンチで切り詰めるようになると、毎月の社販が負担に感じてしまうことも。
少しでも節約するためには、インナーなどに以前社販した定番アイテムを合わせるのが肝心です。
新作の入荷がちょっとしたイベント
ショップという限られた空間で毎日同じ商品を扱っていると、自然とマンネリ化しやすくなります。
そのため新作の入荷は新鮮な空気が入ってくるような、ちょっとしたイベントです。
自分のお気に入りがないかを物色したり、商品陳列だっていつもよりテンションが上がります。
実は美意識が高い
美意識の高さが仕事に直結する環境なので、自分磨きをしている人も多いです。
体型維持のトレーニングに髪や肌のケアなど、本人は当たり前でも他の人からは感心されることも。
接客では説得力がアップしますし、店員同士でも良い意味で刺激になりますね。
季節を先取りしたコーデなので暑くて寒い
ショップでは季節を先取りした洋服が並びます。
暑い夏には秋冬物、冬真っ盛りにはもう春夏物が入荷されています。
そのため店員は夏に厚着、冬に薄着コーデで店頭に立つのが当たり前。
売り場はたいてい空調温度が調整されていますが、外気が入ってくるショップの店員は特にきついですね。
おすすめする時つい「人気商品」と言ってしまう
「人気商品」と言われると悪い気はしないし、次来た時には無いかもしれない危機感があります。
ちょうど良いタイミングで使えば有効ですが、つい気軽に口から出てしまいがち。
声がけで使ってスルーされることもある、もったいないワードです。
気に入った商品をすすめがち
売込商品として決められた場合を除き、普段おすすめする商品は店員によって異なります。
各自の日割目標に合わせておすすめは変わるものですが、自分の気に入っているアイテムをおすすめしがち。
わかっていてもお気に入り商品の方が説得力があるし、売りやすいんです。
会話で間が空くとムズムズする
接客で会話で間が空くとムズムズしてしまうことがあります。
新人の頃は、この沈黙をどう打開するかで頭の中がフル回転していました。
お客様が考えるための時間も必要ですし、もうパニック寸前。
さっき説明したことを違う言い方で繰り返してみたり、いろいろと絞り出していましたね。
ストックが部室になりがち
ストックはお客様から見えないので、まるで部室のようです。
何かのついでにお菓子をつまんだり、SNSをチェックしたり。
休憩時には段ボールを広げて寝ている人もいます。
特に男性店員の多いショップでは生活臭が強め。
慣れていない女性店員には強烈かもしれません。
棚卸しの日は特にしんどい
棚卸しの日は特にしんどいです。
営業時間中から少しづつハンディでカウントをしていても、本腰入れて行うのは営業時間外。
1回のカウントで数が合えばまだ良いですが、合わないといつまで経っても終わりません。
グッタリして帰りの電車で寝過ごさないよう気をつけてくださいね。
店長の機嫌がショップの雰囲気に影響する
店長はショップの売上管理はもちろんのこと、店舗運営全般の責任者なので大変です。
ただ店長の機嫌が悪いとショップの雰囲気まで重くなりがち。
ピリピリと張り詰めた空気に萎縮して、接客しにくいと感じている店員も少なくありません。
実は人見知りの店員もいる
店員でも人見知りという人いますよね。
普段は無口でも、売り場に立つとスイッチが入る店員も多いと思います。
あらかじめ接客で話すことを決めていたり、聞き手に徹することでお客様に満足してもらったり。
人見知りでもその人に合った方法で工夫しているんです。
在庫が無いとわかっていても探すフリをする
お客様が希望する商品の在庫が無いとわかっていても、一旦ストックで探すフリをすることがあります。
「ありません!」と即答すると、お客様からすれば探す気も無いし、感じの悪い印象を与えかねません。
それに「ありませんでしたが、これはどうですか?」と別の商品を提案する準備もできます。
マネージャーがショップに入ると雰囲気が変わる
マネージャーが来ると、普段とはちょっと違ったショップの雰囲気に。
どことなく本社感が漂っていて、接客しにくいと感じる人もいるのではないでしょうか?
そんなマネージャーの見ている前で、お客様にフラれると余計気まずいんです。
いつもはこんなはずじゃありません。
いつまで続けられるか不安
長時間の立ち仕事で足がパンパンにむくんだり、疲れが溜まると心身に不調をきたしたりすることもあります。
連休を取りにくいため、十分にリフレッシュできていない人も多いのではないでしょうか?
今はなんとかなっていても、いつまで続けられるか不安になってしまいます。
お客様がいないとレジ周辺に固まりがち
お客様がいないと、レジ周辺に店員が固まってしまうことがあります。
大型店舗だとそこまで固まりませんが、小型店舗でよくある光景です。
お客様が見ると、ショップに入りにくいんですよね。
ばらけるよう注意された人も結構いると思います。
話しかけて欲しくない雰囲気のお客様にも声がけ
店員もお客様が話しかけて欲しくない雰囲気の時はわかっているし、そっとしておきたい本音もあります。
でも、たいていは全てのお客様に声がけするのが基本です。
まずは声がけして、その反応から「どう接客するか」を見極めます。
無視されるのが続くと、ちょっと凹みますけど。
理不尽なクレームがトラウマ
接客ではクレームを受けることもあります。
店員としての未熟さや商品の問題など、お客様が怒る原因もさまざま。
でも突然怒鳴られたり、意味不明なクレームをつけられたりしてはたまったものではありません。
中には理不尽なことを言われて、トラウマになった人もいるのではないでしょうか?
利用する側にもマナーが大切だと身に染みる
お客様が商品を見てくれるのは嬉しいですが、せっかく畳んだ洋服を雑に扱われたり、必要以上に散らかされると凹みます。
「確かにそれを戻すのも仕事だけど、もう少し丁寧に扱ってほしい」と思うことってありますよね?
店員をやっていると、利用する側にもマナーが大切だとつくづく身に染みます。
話だけしたくて来店するお客様がいる
お客様の中には店員と話をしに来るだけの方もいます。
最初は反応が良いと思っていたら、いつの間にか話題が商品と別の方向へ。
さんざん話を聞かされたあげく、何も買わずに帰られるという苦い経験はありませんか?
こちらは無理に話を切り上げることができないので、早く気づいてもらいたいですね。
お連れの方が帰りたそうにしている
カップル、夫婦、親子、友人など、お連れの方と同伴されるお客様も少なくありません。
ご本人様と接客に参加するお連れの方もいますが、いかにも帰りたそうにしている方だと嫌な予感がします。
接客が長引くほどお連れ様のことが気になって、結局また今度なんてことも。
次回はぜひお一人様でどうぞ。
「他も見てくる」という遠回しの断り文句
「他も見てからまた来ます」と言ったお客様が、本当に戻ってくることはとても少ないです。
むしろ遠回しの断り文句と言えるかもしれません。
迷いがあるとハッキリ断るのは難しいものですが、新人の頃はお戻りを当てにしていた苦い経験が。
過度な期待は要注意です。
接客しているお客様が他の店員のお戻りだった
自分の接客しているお客様が他の店員のお戻りということはありますし、その逆もあります。
これはもう、お互い様ですね。
本人の手が空けばタイミングをみて接客を交代しますが、スムーズな交代は日頃のチームワークが肝心。
逆に普段からうまくいっていないと、こういう時厄介ですね。
セールは忙しすぎて訳がわからない
セールではずっと声出ししているのでガラガラだし、ストックから商品補充したり、お客様を試着室へ案内したりなど、やることだらけで1日中忙しいです。
もちろん休憩もろくに取れないので、疲れすぎて訳がわからなくなることも。
終わると達成感と疲労感が同時にやってきます。
お疲れ様でした。
個人予算がストレス
個人予算が必要なのはわかっていても、ストレスに感じている人は少なくありません。
アパレル店員としての向き不向きに関わることです。
日頃から厳しい指導やプレッシャーを受け、もう辞めたいと思っている人もいるのではないでしょうか?
辞めると言ってズルズル続けがち
絶対辞めるつもりなのに、気がつけば半年、1年・・・とズルズル続けがちです。
次が決まらないと辞めにくいし、そもそも疲れて転職活動する気力が出ないんです。
でも、そう言っている間に時間ばかりが刻々と過ぎていくジレンマ。
よしっ!絶対辞めます!(文頭へ戻る)
アパレル店員あるある(プライベート編)
こちらはアパレル店員のプライベートあるあるです。
これを読んだあなたにも、もしかすると心当たりがあるかもしれませんよ。
休みの日のコーデも自社の服になりがち
毎月社販を繰り返していますから、増えていくのは自社ブランドの服ばかり。
休みで出かける際に着ていく服も自然と社販で買った服になりがちです。
周囲は褒めてくれますが、嬉しい反面なんだか複雑な気持ちなのは気のせいでしょうか?
趣味や価値観で共感できる出会い
一緒に働いている店員同士、趣味や価値観で共感できることもあります。
もともとブランドの世界観が好きで入社しているのであれば、それだけでも共通点です。
社会人になると新しい出会いは限られがちですが、案外身近な店員の誰かに気の合う人がいるかもしれません。
プライベートでも店員さんの接客をチェック
仕事で接客していると、プライベートの買い物でも店員さんの接客をチェックしがちです。
わかりやすい伝え方や実際に知らないことなど参考になる接客も多いですが、テキトーな説明や間違った内容を聞いていると内心ムズムズしてきます。
一歩間違えるとめんどくさい人になりそうで怖いですね。
館内の恋愛事情に興味津々
館では同世代の店員も多いです。
新しく入った店員の情報はすぐに広まり、館内の異性を一通りチェックしている人もいます。
特に誰と誰が付き合い始めたという恋愛事情には皆興味津々。
ただ、本人同士が顔を合わせる機会もしょっちゅうなので、うまくいってない時や別れた後は気まずいです。
配送業者はレディース店員と仲良くなりがち
配送業者はレディース店員と仲良くなりがちです。
私が働いていたメンズショップ担当の配送業者も、レディースフロアの女性店員と付き合っていましたね。
他ブランドと接点の少ない店員にとって、かなりうらやましい存在でした。
友人と服を買いに行くと口を出したくなってしまう
アパレル店員に慣れてきた頃、友人と行った買い物で得意げに洋服をすすめていた恥ずかしい思い出。
良いところを見せたくても、あまり口を出すとそこの店員さんの邪魔になるので気をつけましょう。
今思えば、あの時の店員さんの笑顔は苦笑いでした。
大変申し訳ございません。
ショップ以外でも洋服を畳みたくなる
他店へ買い物に行っても、広げた洋服をそのままにするのは気が引けます。
実際にはショップごとに畳み方が違いますが、それでも畳まずにはいられないのは職業病ですね。
また、家の洗濯物がショップと同じ畳み方になっている人は案外多いのではないでしょうか?
買う気のない時にショップに入りにくくなった
店員をやっていると接客の苦労がよくわかります。
そのため、他店で買い物する際も気を遣うようになりました。
買う気がない時は入らないですし、連れがいてもあまり冷やかしは控えるように言いますね。
周りからすると、ちょっとめんどくさいと思われているかもしれません。
プライベートが地味な店員もいる
店員をやっていると、コミュ力が高いと言われることもたまにあります。
でも、プライベートも活発な人ってそこまで多くはないと思います。
長時間労働で疲れてグッタリ、休まないと翌日が本当に辛いです。
それに休日は家でダラダラ過ごすだけでも、仕事とメリハリがあるのでリフレッシュできます。
仕事以外でも「いらしゃいませ」の声に敏感
ショップではお客様に気がついた店員が「いらっしゃいませ」というと、他の店員もそれに続いて復唱します。
そのため、仕事以外でも「いらっしゃいませ」と聞くと、その声の先を目で追ったり、つられて言いそうになったりすることもしょっちゅうです。
こうなると、接客業を続けている限りは治りません。
他業界の家族や友人と予定が合わせづらい
ショップでは土日が忙しいため、休みは比較的お客様の少ない平日が中心。
他業界の家族や友人と予定を合わせづらいのもいつものことです。
わかっていても、大型連休や年末年始には「なぜ自分だけ?」と思わずにはいられません。
まとめ
いかがでしたか?
思いつくままにアパレル店員あるあるエピソードをまとめてみました。
アパレル店員として働いている人や経験者であれば、共感できる内容もあったのではないでしょうか?
考えるとまだまだありそうですが、終わりが見えないのでのでまたの機会に。
最後までご覧いただきありがとうございました。