トレンドが変わって着られなくなった洋服って困りますよね。また、買ったばかりの服なのに、洗濯してダメになった経験を持つ方は多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する『TOKIARI(トキアリ)』は、一般的な洋服とは、ちょっと異なる世界観やこだわりを持つアパレルブランドです。
この記事では、TOKIARIについて分かりやすく紹介し、その魅力に迫ります。さらに、TOKIARIのオンラインショップ『時在服飾設計』のアイテムや、利用者の口コミもピックアップしていますので、興味のある方は最後までご覧ください。
※2024年3月20日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2024年12月27日に再度公開しました。
目次
TOKIARI(トキアリ)とは?

こちらではアパレルブランド『TOKIARI(トキアリ)』について紹介します。
2022年に誕生した京都発のドメスティックブランド
TOKIARIは、2022年に誕生した京都発のドメスティックブランドです。一般的なスタイルにほんの少しユーモアを加えたデザインは、「時に耐えうる衣服」として、実用性に優れ、普遍的な魅力を持っています。現在はシャツを中心に展開しており、肌に優しい天然素材と包み込むような着心地が、ワンランク上の快適さをもたらしてくれるでしょう。
TOKIARIのアイテムは、ブランド直営店『時在服飾設計』で展開しています。ここでは、TOKIARIの服以外にも『CIRO』のフレグランスや『ASICS』のスポーツシューズなど、さまざまなファッション雑貨を取り扱っており、TOKIARIのスタイルでトータルコーディネートすることが可能です。
なお、2024年12月時点では、京都の藤井大丸4Fの常設店とオンラインショップがメインです。また、静岡のセレクトショップ『haka』でも、2024年10月より取り扱いがスタートし、今後の展開にも注目が集まります。
30年以上のアパレル経験を持つデザイナーのこだわり
TOKIARIのデザイナーである中村憲一氏は、30年に及ぶアパレル経験を持ち、そのうちの10年はパリコレクションのバイヤーとして活躍。アントワープを拠点とする『JAN-JAN VAN ESSE』や、上海発のブランド『ZIGGY CHEN』を日本に初めて紹介したことでも知られています。
中村氏の製作アトリエがあるのは、京都藤井大丸の『時在服飾設計』です。ここで生まれるTOKIARIのデザインには、これまで数多くブランドを見てきた中村氏の経験に加え、売り場での顧客の声が反映されています。
一般的に、商品開発では間接的に集めたデータを分析することが多いですが、作り手と着る人の距離の近さもTOKIARIならではの魅力です。

既製服とは一線を画すタイムレスな服作り
TOKIARIは新進気鋭のブランドでありながら、長年にわたるアパレル経験を存分に発揮した唯一無二の世界観を持っています。
時に在る衣服「タイムレス・クローゼット」
引用:時在服飾設計オンライン
ブランドのテーマは、人生における相反する出来事を白と黒で表現し、普遍的な服を作ることです。その根底にあるのは、「着る人の人生の悲喜交々な時を共に歩んで欲しい」という中村氏の願い。
既製服とは一線を画すタイムレスな服作りは、ある意味、モノづくりの原点と言えるのではないでしょうか。
TOKIARIのこだわりアイテム12選
シャツ
‘TOBARI-LONG’ DOUBLE BUTTON COLLAR GATHERED LONG SHIRT
LINEN SILK 1.0.0

夜の闇の中に存在する艶、内と外を隔てる薄衣、その光と影。京都の体験から得たインスピレーションを形にした、TOBARIのロングシャツです。
上質なヴィンテージ感とソフトな着心地を追及したシルクリネンには、気品を感じる水牛ボタンを合わせています。襟は高く、2つボタンのドゥエボットカラー仕様です。
背中と肩、袖にギャザーで陰影のニュアンスを出して、動きによって揺れるキモノシルエットは日本人らしい奥ゆかしさが印象的です。腰ポケットが付いていて、コートのようにサラッと羽織るもの素敵ですね。
‘HIKARU’ REGULAR COLLAR PURE NAKED SHIRT
BROAD COTTON 1.4.1

あえて胸ポケットを外すなど、潔さが際立つミニマムなデザインのシャツです。
シルキーな光沢のあるブロードコットンに、虹色の艶を持つ白蝶ボタンを配すところにさり気ないこだわりを感じます。また、スタンダードなレギュラーカラーは通常よりもやや短めで、カジュアルでリラックスした雰囲気を纏っています。
装飾や機能を排除することで、逆に幅広いスタイルに取り入れやすく工夫された実用的な一枚です。
‘DIEGO’ CRAFTSMAN ATELIER CARDIGAN SHIRT
ORGANIC FLANNEL COTTON 1.0.0 GRAY

アトリエコートのDIEGOからピックアップしたのは、気軽に羽織りたいシャツカーディガンです。
生地には、起毛感のあるオーガニックコットンを採用しており、柔らかい肌触りと上品な風合いが特徴です。シャツのボタンには、焦茶色の水牛ボタンが使われており、生地の繊細なグレーと見事に調和していますね。
さらに、角落ちのフラップポケットやショートカフス、左右の腰ポケットなど、優しい素材とのバランスを考えたワーキーなデザインも魅力です。ライトアウターとして季節の変わり目に合わせやすいだけでなく、部屋着としての普段使いにも良さそうです。
‘SOUETSU’ BAND COLLAR POCKET SHIRT
BROAD COTTON 1.2.1

機能美を追求したシンプルなデザインに、胸ポケットがちょうど良いアクセントのスタンドカラーシャツです。
高密度に織られたブロードコットンの生地は、さらりとした肌触りで、洗濯してもノンアイロンで着られる美しさと丈夫さを兼ね備えています。
このアイテムのベースとなっているのは、必要なものだけを残す「用の美」の精神です。実用性の高さを持ちながら、シンプルならではの奥深さは、着る人の本質を表すものではないでしょうか。
‘TAKEMITSU’ QUIET MINIMAL SHIRT
BROAD COTTON 1.1.1

ミニマリズムを追求したスタンドカラーのシャツです。以前のタイプよりもボディがタイトになっており、すっきりとしたシルエットが特徴です。また、タックイン/タックアウトのどちらにも対応する着丈のバランスにもこだわりを感じます。
素材は、シルキーな光沢を持つ定番のブロードコットンを使用。さらに、ボタンに黒蝶を使うことで、コットン生地の輝きを一層引き立て、統一感のある美しい仕上がりとなっています。
トップス
‘CAMOUFLAGE’ WAFFLE HOODIE
WOOL COTTON 1.0.0

フーディネックのボリューム感がちょうど良い、クリームホワイトのフーデッドカットソーです。立体的なボリューム感のワッフル生地は、適度な薄さを持っているので、レイヤーのスタイリングにもおすすめ。
伸縮性のあるウール10%混合コットンは、腕や身頃にフィットし、シャツやジャケットのインナーとして着用する際の袖通しがスムーズです。また、通気性が良く、さらさらしたタッチ感があるので、オールシーズン着られるのも嬉しいですね。
‘DIRK’ UNCONSTRUCTED THREE BUTTON JACKET
1.0.0

イタリアのGUABELLO(グアベロ)社製フランネルウールを使った、シングル三つボタンのジャケットです。
UNCONSTRUCTED(アンコンストラクテッド)とは、肩パッド、裏地、芯地などをなくすことで構造化されていない仕立てを表わす用語です。柔らかくリラックス感のあるこのジャケットには、八の字型に配された腰ポケットなど、スッキリと見せる工夫がされています。
襟は定番のノッチドラペルで、幅8.7~9.1cmのワイドに近いレギュラータイプ。全体のデザインは、硬すぎずカジュアルすぎない絶妙なバランスに仕上がっています。モードとクラシックが見事に調和した、幅広いシーンで使える一着といえるでしょう。
パンツ
‘WOKER’ MODERN REDESIGNED CHINO PANTS
RAMIE LINEN WOOL 1.0.0

1900年に誕生したチノパンツを現代流に再設計したデザインです。一般的なチノパンとは異なる解釈で仕上がっているのが新鮮ですね。
素材は軽く柔らかい風合いの綾織ラミーリンウールを使っています。ゆったりとした渡りには2タックのラインが入り、そのままスゥーッと裾に落ちていくシルエットがエレガントな印象です。
また、ウエストにドローコードが入っていますが、ベルトループも付いたハイブリッドスタイルは、まさに多様性の時代らしい利便性を持っています。ジェンダーや体型を選ばない、ワンランク上のイージーパンツです。
‘REX’ MEDITASION YOGA FLARE PANTS
FLEECE COTTON 1.0.0

上質な国産裏毛コットンを使用したフレアヨガパンツです。股上が深く、膝の絞りによって足元にボリュームが出るシルエットが美しい一品です。
しっかりと織られた上質な国産裏毛コットン生地は、薄手で通気性があるので、ルームパンツとしてオールシーズン快適に履けます。もちろん自宅で洗濯することも可能なので実用性も抜群。
ジェンダーレスな気品と色気が漂うこのパンツには、ボリューム感のあるシューズやスニーカーを合わせたスタイリングがおすすめです。
アクセサリー
律動
‘TOKIARI’ RUBIN’S VASE SIGNET RING

TOKIARI のロゴマーク「ルビンの壺」がデザインされたシグネットリングです。
見方によって壺に見えたり、向かい合う二つの顔に見えたりする、ユニークなデザインが印象的。そこには「一つのことに固執せず、視野を広く持つべき」というメッセージが隠されています。
表面はきめ細かいヘアライン加工によって、程よく落ち着いた光沢に。素材はシルバー925にK18コーティングを施した仕様です。使い込むうちにシャンパンゴールドへと変わっていく表情は、履き馴染んだデニムのような味わいがあります。
律動
‘MEVIUS’ RING

「全ての存在は、相反する二つの性質の調和から成り立っている。光あるゆえに影がある」という思想が基になっているリングです。内面にあるポジティヴとネガティヴのエネルギーを、スムーズに循環させてゆくイメージで制作されています。
光のあたる角度によって、二つの面の輝きが隠と陽に変化するのがポイント。素材はシルバー925にヘアライン加工を施し、K18コーティングしています。
律動
‘MEVIUS’ BANGLE

‘MEVIUS’ RINGと同じテーマで制作されたバングルです。幅0.6㎝なので、手首にかかる負担が少なく、裏側の角を取り丁寧に磨き上げることによって、滑らかな付け心地に仕上がっています。
Sサイズ(内径13cm)、Mサイズ(内径14cm)、Lサイズ(内径15cm)の3サイズ展開ですが、力を加えれば曲がるので、装着時にお好みで微調整も可能です。素材はシルバー925にヘアライン加工を施し、K18コーティングしています。
TOKIARIの口コミ・評判

TOKIARIの口コミ・評判について調べました。実際の印象は利用された方によっても違うので、イメージの参考としてご覧ください。
友人の紹介で知りました。
お洋服はもちろん、アトリエの空間デザインも含め、本当に幸せな時を刻めるメゾンです。
デザイナーさんをはじめ、お人柄の良い方ばかりです。
私自身も素敵なお洋服に出会えました。
オンラインショップもされていて、HPもとびっきり魅力的です。
引用:tokiari 口コミ – Google 検索
とても上質な生地で肌触りが非常に良く、毎日着たくなる洋服ばかりです。
一見シンプルですがデザイナーの方がシルエットにかなりこだわっておられ、コーディネートに大活躍してます。
また伺います!
引用:tokiari 口コミ – Google 検索
こだわりを持って作っているので素材・形が良い。
先日購入したパーカーとトレーナーも着心地が良く、気に入っています。
実用性もあり、長く着られそうです。
妻が購入したシャツも同じく着心地が良く、ユニセックスのデザインなので、共用も可。
引用:tokiari 口コミ – Google 検索
オリジナルシャツのオーダーができます。
たくさんの生地の中から、店長さんと一緒に自分のイメージを形にできます。
生地の手触りがとても良くて、素敵に仕上がりました。
引用:tokiari 口コミ – Google 検索
他にはない世界観ですし、洋服好きにはたまらないショップです。
また、経験豊富なオーナーさんのお話を聞きながらのお買い物は一見の価値ありです!
引用:tokiari 口コミ – Google 検索
TOKIARIの世界観や、服作りへのこだわりに満足している口コミが印象的でした。興味深く感じたのは、忙しさやストレスフルな日常を離れて愉しむ「TOKIARIなひと時」です。
非日常でありながら、そこに並んでいるのは実用性を追及した衣服。まさに今の時代に求められる、本質的な魅力がTOKIARIにはあるのかもしれません。時にはいつもと違う視点で洋服と向き合ってみるのも良いですね。
TOKIARIがおすすめな方/おすすめではない方
TOKIARIがおすすめな人 / おすすめではない人は以下の通りです。
TOKIARIがおすすめな方
■20代~50代の男女
■質の良いものを長く使いたい方
■ミニマムなデザインの衣服が好きな方
■リラックス感のある着こなしがしたい方
■大切な人と共有できる衣服を探している方
■肌に優しい天然素材のみを使った服を探している方
■TOKIARIの世界観や服作りへのこだわりに共感する方
■デザイナーを身近に感じられるブランドに興味がある方
■一般的なスタイルの中にユーモアがあるデザインに惹かれる方
■制作された背景やテーマを持つ作品としての衣服と向き合いたい方
TOKIARIがおすすめではない方
■トレンドを追求したい方
■ファストファッションを探している方
■色合いや柄などが派手な服を着たい方
■値段重視でなるべく安い服を買いたい方
まとめ

『TOKIARI(トキアリ)』は、高品質でタイムレスな衣服を提案する京都発のドメスティックブランドです。決して大きなブランドではありませんが、作品の向こうにいるデザイナーを身近に感じられるところも、またTOKIARIの持つ魅力だと思います。
京都のアトリエに直接足を運んでみたいけれど、なかなか難しいという方はオンラインショップ『時在服飾設計』でその世界観に触れてみてはいかがでしょうか。一つ一つの作品の背景には、それぞれの物語があります。デザイナーのこだわりを感じながら、心ゆくまで「TOKIARIなひと時」を愉しんでください。
最後までご覧いただきありがとうございました。